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【書評】宿野かほるさんの「はるか(HAL-CA)」読んだ感想!AIと人間の恋愛って複雑すぎ…

こんにちは、さやにむです。

AIの知識なんてほぼほぼ0と言って等しい私でも、なぜだかこのオレンジの表紙とピンクの帯が目からついて離れなくて、ついつい購入してしまったこの本。

帯に「近未来の愛を予言した、衝撃の恋愛小説」と書かれていたので「AIと人間の恋愛の話なんだな」という憶測はついていたものの、読んでみたらただ「恋愛小説」という言葉で括るにはあまりにも複雑すぎる話だった…。

近い将来、本当にこの本の中にあるようなことが起こり得るかもしれないと考えると「1種のホラーなんじゃないの?」と読んでいて思ってしまいました。

今回はそんな「はるか(HAL-CA)」を読んでみた感想を書いていきたいと思います!

宿野かほるさんの「はるか(HAL-CA)」のあらすじ

まずは簡単にあらすじから。

この本の主人公は賢人という人工知能の研究者。賢人には幼い頃に運命的な出会いをし一目惚れしたはるかという女の子がいました。

一度は離れ離れになり、もう一生会うことはできないのではと思う2人でしたが、数年後再び運命的な再開をした後に結婚します。

長い期間想い続けてきた人と一緒になり、夢のような生活を送る2人。しかしそんな幸せもつかの間。はるかは交通事故でこの世を去ってしまうのでした。

はるかを忘れられないまま11年の歳月が過ぎたある日、賢人は自分の研究であるAIで自分の妻を蘇らせることを考え始めます。

妻を蘇らせたい一心で生活の全てを費やす賢人。そして、長い年月をかけてようやくはるかの身代わりとなるAI「HAL-CA」が完成します。

しかし、このAI「HAL-CA」が賢人とその世界の全てを変えていってしまうのです…。

宿野かほるさんの「はるか(HAL-CA)」の感想

「AI」と聞くとなんだか専門的な世界で難しく聞こえますが、この本はAIの知識のない私でもノンストップで読み進めることができるくらい読みやすい本でした。

この本を読んで1番私が考えさせられたのは「情のある人間と、情のないAI」という対比。

AIに「怒り」「悲しみ」のような情はないけれど、そういった情を抱いたかのような反応を取らせることはプログラムで可能なようです。

人間社会は「情」で成り立っていることも多いと私は思うのですが、「情」で成り立っているからこそ強い反面、とても弱いものだとも思っています。

AIの発達自体はすごく便利なことだと思うし、どんどん人間に楽をさせていってくれるようになることはとても良いことに違いはないでしょう。

でも「情は持たないけど、情を抱いたかのような反応を取れる」というのはちょっと怖い…。

どんなに便利なものも使い道を誤ったら全てが恐ろしいものになり得るって、AIも同じなのかもしれないな、と思いました。

そしてもう1つが「人間とAIって見破れないんじゃない?」という恐ろしさ。

新潮社のはるか特設ページでAIが考えたキャッチコピーか、人間(新潮社の編集者さん)が考えたキャッチコピーを見破るクイズがあるんですが、これが全然分かんないんですよ。

>> はるか特設ページはこちら

私が試してみた結果、見事50%でした。全然AIと人間の区別がつかない…。

今までAIやディープラーニングについてのニュースや話題は耳にすることはあっても、自分から詳しく調べたり知ってみようという感覚にはなれませんでした。

でも、この本を読んだことでAIとかディープラーニングについてもっとちゃんと知りたい!という気持ちになりました。ちゃんとメカニズムを理解したくなってきた…!

ということで、AI関連で読んでみたい本を2冊ピックアップ。

どちらも本屋さんでもよく見るし、amazonの口コミ数も評価数も高かったです。

宿野かほるさんの「はるか」を読んでみたまとめ

愛の強さと恐ろしさを感じつつも、人間というものついて改めて考えさせられました。

これからより一層関わることの多くなるAI。

その先駆けとなるような、本当にこれから起こり得るかもしれない「はるか(HAL-CA)」の中の恋愛はとても興味深くて、同時にかなりの恐ろしさを感じるものでもありました。

AIに興味がある人でも、ない人でも楽しめると思います!ぜひ読んでみてください!

最後まで読んでいただきありがとうございました、それではまたー!

ABOUT ME
さやな
1993年生まれ。新卒未経験でIT企業のSEとして就職するも、メンタルずたぼろになり約2年で退職。好きな時に好きな場所で、好きなことがしたくてフリーランスになりました。コスメと写真と音楽と旅行が好き。