こんにちは、さやにむです。
「これが私だーーーー!」って叫びながら渋谷の街を駆け巡れたらすごいよね。
さて、そんな「This Is Me」という楽曲でも有名な「グレイテスト・ショーマン」はもう視聴されましたか?
私がこの映画を知ったのは、たまたまとあるCDショップに寄った時のこと。
ショップの入口に、何やら山積みになった「グレイテスト・ショーマン」のサウンドトラックCDがあったんですね。
「今話題の大人気映画!」「Amazonで1位獲得!」って書いてあったかどうかは忘れたけれど、話題なものとか、有名なものって気になるじゃないですか…!(ミーハー)
そこで早速帰宅して映画を見たんですが、この作品、曲がホントにいい!!
今回はそんな「グレイテスト・ショーマン」について語っていこうと思います。
目次
「グレイテスト・ショーマン」ってどんな映画?
「グレイテスト・ショーマン」は、19世紀のアメリカで活躍した興行師、P・T・バーナム(フィニアス・テイラー・バーナム)という実在する人物を題材にしたミュージカル映画です。
今で言う「イベントの企画者」が主人公の映画ってことですね!
「ラ・ラ・ランド」で作詞作曲を担当した2人が「グレイテスト・ショーマン」の楽曲に携わったことも話題になった理由の1つ。
ちなみに、作品のタイトルである「The Greatest Showman」はバーナムが上演した「The Greatest Show on Earth」が由来なんだって!
映画の予告編はこちら。
「グレイテスト・ショーマン」のあらすじ
「グレイテスト・ショーマン」を全く知らないという方にさっくりあらすじを!
舞台は19世紀半ばのアメリカ。
1人の男の子が映し出されるところから始まりまります。
貧しい仕立て屋の息子であるバーナムは、上流貴族のチャリティに恋をしていました。
時は流れ、大人になった2人は身分の垣根を越えて結婚。2人の娘にも恵まれます。
貧しいながらも幸せな生活を送る4人。
そんな中、バーナムが働いていた企業が倒産。失業してしまいます。
追い込まれたバーナムは、妻と2人の娘をどうにか幸せにしたいという思いから奇抜な事業を開始。
その事業とは普通とは違う外見や能力を持つ、オンリーワンの人たちを集めて行うショーでした。
このショーがなんと大ヒット!
上流貴族との交流も厚いフィリップをパートナーとして迎え、ヨーロッパNo,1の歌姫のプロデューサーとしても成功を収めるバーナム。
全てが順風満帆に進んでいると思われた日々でしたが、ある悲惨な事件が起こってしまい――――。
「グレイテスト・ショーマン」を視聴した感想!
エンターテイメントあり、恋愛ありの「グレイテスト・ショーマン」
私が見て感じたこの映画の魅力ポイントを3つ紹介したいと思います!
「個性」「多様性」という武器
「グレイテスト・ショーマン」に出てくるキャスト、特に劇団員たちのキャラクターはとても個性的。
でも、その「個性」はバーナムと出会う前は世間からマイナスのイメージを向けられてきたものでした。
バーナムという「個性」に価値を見出してくれる人と出会い、マイナス評価していた「個性」を自らの「武器」として世間に立ち向かっていくところが映画では描かれています。
「人と違うことは悪いことじゃない、むしろそれは武器になるんだ!」
「個性」を「武器」と捉えられるようになったキャラクターたちのパワフルさとかっこよさといったら…!
映画だけでなく、ここ数年で働き方(個人としての価値)をはじめとして、ADHDやLGBTといった「個性の持ち方」や「人と違うこと」に対する意見や話題が多くあるように感じます。
今までは「違う」ことが良くないとされてきた世の中。
でも、これからは「違う」ことが強みになる世の中。
そんな現代だからこそ、「This Is Me」には勇気を貰えるし、響くものがあるんじゃないかなあと感じました。
楽曲がとにかく素敵
アナ雪をはじめとして、モアナ・リメンバーミーなど「作品を見ていなくても曲は知っている」というような作品、最近多いですよね。
「グレイテスト・ショーマン」も曲が先に定着した作品の1つじゃないかな~と思います。
「This Is Me」をはじめとして「A Milliom Dreams」「Never Enough」など…
1度聞いたら離れない、耳に残る楽曲がとにかく多いです!
そんな中でも、やはり一番インパクトが強いのが「これが私」と歌う「This Is Me」
この曲の練習風景(ワークショップ動画)もすっごい良い…。
レティ・ラッツ役を演じるセトルが、この曲を通して実際に自分の殻を破っていくシーンが映し出されています。
「グレイテスト・ショーマン」DVDの特典映像には、セトル自身が「This Is Me」という楽曲に込めた想いが語られているシーンもありますよ!
バーナムの行動力がカッコイイ!
勤めていた企業が倒産したことをきっかけに、自らの事業を立ち上げるバーナム。
無謀とも思えるその挑戦でしたが、試行錯誤の結果、バーナムは成功者へなるのでした。
リスクを背負いながらも、自らの願望のためにどんどんと挑戦していくバーナムの姿。
どんなことでもポジティブに捉え、批判な意見すらも自らの商売道具に変えて前に進んでいくバーナムの姿。
ぼんやりとした毎日、ただ過ぎていく毎日に何となく物足りなさを感じている方にとっては
バーナムのキャラクターには、何か突き動かされるものがあるんじゃないかな、と思います。
【ネタバレ有り】好きな歌詞・台詞集
「逃げないか 繰り返しの生活から」
バーナムがフィリップに交渉を仕掛ける「The Other Side」の中のワンフレーズ。
英語だと「So trade that typical for something colorful」です。
確か「リスクは犯してこそ意味がある」的な台詞をバーナムがどこかで言っていた気もしますが….。
「リスクは大きいかもしれない、もしくは全て失うかもしれないけれど、社会の檻から、しがらみから抜け出し自由になることができるぞ!」
反対に言えば「本当に自由になりたいのなら、リスクはある程度追う必要がある」ってことですよね。
頭の中に刻み付けておきたい台詞です。
「勇気がある 傷もある ありのままでいる これが私」
ご存知の通り「This Is Me」の歌詞です。(This Is Me 好きすぎるな??)
英語だと「I am brave, I am bruised. I am who I’m meant to be, this is me」ですね。
「私たちは戦士だ 戦うために姿を変えた」というフレーズも大好きですが、「これが私」と言い切るところがかっこよくてこのフレーズを選びました。
今まで受けてきた傷さえも武器に変える、そんな勢いが圧巻です。
「残ったのは 友情と愛と誇りの持てる仕事だけ」
サーカス団の再建を誓ったあと、火事でがれきになった劇場の場所で、フィリップがバーナムに告げる言葉です。
もともと上流の人たちとの交流があり、名声も評判もあったフィリップ。
しかし、どこかで物足りなさや不自由さを感じていたフィリップがバーナムと出会うことで本当に大切なものを手に入れたことが分かる印象的なシーン!
「働き方改革」が問われる世の中で「誇りの持てる仕事」って言い切れる人はどれだけいるんでしょう。
この台詞言う時のフィリップは5割増しくらいでかっこよく見えた。
「グレイテスト・ショーマン」がつまらないと感じる理由を考えてみた
映画口コミ評価サイトでは、実は評価が割れいる「グレイテスト・ショーマン」
正直この映画の中で「う~ん」って感じた部分は私にもありました。
そこで「グレイテスト・ショーマンがつまらない」「物足りない」と感じる理由も考えてみました。
脚本が全体的に薄い
ちらほら聞こえる評価ではありますが、その通りだと感じました。
話の展開が早い割にキャラクターの感情の動きがあまり感じられず、コマ送りのようになってしまったような印象を受けなくもなかったです。
バーナムの娘さんがバレエを辞めなかった流れが描かれてはいなかったことも気になりますが、個人的には「This Is Me」の後があっさりしすぎててビックリしました。
バーナムがジェニーに惚れこんで劇団員のことをおなざりにしていたシーンでもあったので、もう少し対立みたいなものがあっても良かった気がします。
あ、でも「This Is Me」のシーンでバーナムと劇団員が対立→和解しちゃったら後半のストーリーが繋がらなくなるから難しいのかも(笑)
キャラクターを活かしきれていない
これ!個人的にはめちゃくちゃ勿体ないと思ったところ!
バーナムのショーの中でちゃんとそのキャラクターの個性が分かったり、今までどんな生活を送ってきたのかなどの背景が分かるのって3~4人くらいじゃないかな、と思います。
見た目で当時、人々から軽蔑の目を向けられていたのであろうと分かる劇団員もいたけれど、サーカス団に所属している理由が分からない団員も一部いたように感じます。
「This Is Me」と個性を主張するメッセージ性の強い曲があるからこそ、もう少し劇団員1人1人のキャラクターが知りたかった…。
劇団員のキャラクターを存分に活かしてればもうちょっとストーリーの厚みが出た気がしなくもないなぁと思いながら見てました。
ぜひ1度見て欲しい映画「グレイテスト・ショーマン」
しつこいくらいに言いますが「This Is Me」は本当にいい!
1度見て損はない映画なので、まだ見たことがないという人はぜひ見てみてくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました、それでは!